子供の頃は家族との外食が苦手だった。
と言うと、それはおかしいと言われる。普段食べれない美味しい料理は食べれるし、家族で出かけるあの車の中の雰囲気が良いだろと。僕も好きだ。夜の静寂を後部座席で味わえるあのひと時は、子供時代の特権であり至福の時なのだ。僕も好きだ。ステーキ屋フォルクスで食べる1000円未満のステーキ+スープバーは至高の一品だ。
たとえ過程に何があっても、終わりよければすべてよしなのだ。
最近、とある家族を見た。
外は夕方6時、これから家族で夕食らしく、どこで食べるかを決めているようだった。
父「ほんとに〇〇(店の名前)で良いの?」
子「う~ん・・・まぁいいよ」
父「はっきりしなさい お前が決めたんだから」
子「・・・・」
この光景を目にした瞬間、「あ、この子昔の俺だ」と思った。
最初に戻ると、僕は子供の頃は家族との外食が苦手だった。
「どこで食べるかを子供が決める」からだ。
私も自分が食べたいものを食べたいわけだから、親としては当たり前の感覚だろう。今思えば、迷惑かけてごめんなさいお父さんと言いたい。
では何が問題かというと、
どうも、「どこで食べるか」を決めるのって難しい。すごく悩む。
そんな感覚、これを見ている方にも少なからずあるのではないだろうか。
思い返せば、僕の外食は大体こんな感じだった。
母「今日はどこで食べる?」
僕「んー ・・・・・
(今日は寒いから温かいものが食べたいと思うからラーメンなんて良いかも。でもそれじゃ安直すぎないかな? 温かいならコ〇スやす〇いらーくでスープでも頼めば良いし、ラーメンしか楽しめないのはもったいない。この前だってスパゲティだけしか食べなくて後悔したじゃないか。きっと自分は色々な料理を楽しみたいんだ。ラーメンだけなら家で作れる。それに脂っこいものは母にはつらい。普段は魚ばっかりだし、やっぱり肉は食べたい。家族で楽しむなら広くて落ち着いた場所がいいな。となるとやはりスープバー付きで、温かいスープが飲めてメインの肉が食べれるステーキ屋さんかな?おっと忘れてた。いくらお母さんが『何食べたい?』って聞いてきても、何でも食べていいってわけじゃない。家計に優しい範囲でという言葉が隠れてるに違いない。そもそもうちは友達と違って月のお小遣いはもらってないんだから、そこまで裕福な家庭じゃない。塾も多分言えば行かせてもらえるだろうけど、向こうから積極的に行けと言われてないのだからそんな余裕はないのだろう。それとも成績が別に悪くないのを知ってるからだろうか、なんにしてもお金をあまり使いたがらないのは子供の僕にもよくわかる。ってことは安いものを頼まなきゃ。肉と言えばステーキだけど、やはり高い。スープバーと合わせて1200円くらいには押さえたい。もっと安い場所もあるかもしれないけど、そんなの見つかるかどうかわからないギャンブルだ。となると答えは安価なファミリーレストランでステーキを頼むこと。よし)」
僕「いつものフォルクスで良いんじゃない」
母「また? 欲がないのねぇ」
はごろもりは、ステーキハウスフォルクスを応援しています。(宣伝)
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