「ネット大会」がコミュニティ形成に一役買っているという話

今日はネット上でとあるゲームの大会に出てきた。

テレビゲームっていうのは本来、主人公に感情移入したり、一人でその世界にのめりっこんだり、静かに孤独にやるものだった。

そうでなければ、地元の小規模なコミュニティ(家族や友人)と楽しむためのものだったと思う。

 

ネットが発達した今日になって、オンライン上で遠くの人と対戦・協力プレイできるようになったのは嬉しい。ただ、それがコミュニティ形成を広げることに役立つかというと、そうではない。それだけでは不十分だと思う。

 

例えば、いくら遠くの人との対戦や協力プレイが可能になったとしても、「会話が出来ない」「1:1のやりとりしか出来ない」といったような制約がある。

もちろんゲームにもよるが、「何十何百といった人を巻き込むオンライン要素」が生まれるのはまだまだ先だろう。

 

話は戻って、ここで今日参加したネット大会を思い出したい。

僕の好きな生放送のオーナーが主催する60人程度の大会で、どちらかというと小規模なものだった。でもそれは関係ない。

大会の規模にかかわらず、ネット大会に参加する人には「役割」が与えられるからだ。

この「役割」が、ネット上のコミュニティ形成に一役買う要因だと思っている。

 

主催者は、大会商品を用意したり・トーナメント表を作成したり、大会の司会進行を努めて全体を管理する。他の人の要望に応えられるよう努める。

参加者は、お互いの参加者と連絡を取り、勝負の挨拶を交わし、お礼を言い、主催者に試合の結果を報告する。視聴者には勝負のコツを教えたりする。

視聴者は、トナメ表のミスを指摘・訂正して大会を順調に遂行させたり、参加者を応援したり、拍手を送ったりする。

 

3者が3者それぞれに影響する「役割」を持つことによって、普段はバラバラだったコミュニティのメンバーがちょっとだけ繋がったように感じる。

ネットとなると、ちょっと下手な人がいたりすると「下手くそ」だの「にわか」だの痛い風が吹いてくる。

けれど、ネットの大会が普及し、各々が「役割」を持つことによって、暖かいコミュニティが出来るんじゃないかなと思いたい。

 

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

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