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社会は「いかに自分の為を他人の為に装うか」で出来てるんだよ!

 例の女子大生クラウドファンディング炎上事件に対して思うこと。

※彼女に対しての厳しい意見はリンク先のコメント欄にあるので、僕から特に偉そうなことは言うつもりはないです。

  1. なんで炎上したの?
  2. クラウドファンディングに対して思うこと
  3. 興味深い指摘
  4. 社会は他人の為という建前で成り立っている

1.なんで炎上したの?

タイトル:「DREAMーあなたの夢と世界中の子どもの夢をつなげたいー」

件の女子大生が「世界中の子供のために〇〇するので費用負担して下さい」と   クラウドファンディサービスのCampFireに投稿したんだけど、

負担してもらう費用の内訳があまりにも私用的すぎたので避難を浴びたという話。

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カメラに生活費とはこれまた豪快な・・・どうみても旅行じゃないか。

2.クラウドファンディングに対して思うこと

そもそもクラウドファンディングって、もらったお金をなんらかの形(製品やサービス)で社会に還元するためにあるんじゃないかと思うんだ。

同じ女子大生でハヤカワ五味っていう方がいるけど、彼女の場合は多くの人の支援を受けたんだよね。その理由は明確で、次の3つがパトロンに伝わったから。

①何を作りたい(したい)か ②(社会にとって)何故それが必要か ③何故資金が必要か

 つまり、「これは他人のために何か有益なものを与えられるものだな」ってことが理解されたということ。 

今回の場合は逆で、「それお前のためだろ!」っていう反感を大いに買ってしまった、クラウドファンディングの失敗パターンだったわけですね。。

3.興味深い指摘

色々ある意見の中で、興味深い指摘がこれ。

エベレストに登る冒険家がスポンサーを探すのと同じでは?

ポンサーやパトロンにその物語をいかに納得させるか、共感させるかが鍵。この人は共感ではなく反感ばかりを集めてしまった。つまり、下手だったというだけの話。

エベレストの登山家とただの女子大生を一緒にすんなよ!と言われそうだけど、なるほど確かにそうかなとも思う。今回の場合、例の彼女に常識と倫理が足りなかったことと、意図の見えない活動で悪い方向に行っちゃったって感じ。

言い方次第では彼女に沢山のパトロンが集まってた可能性だってあったはず。

僕がそう思うのは、最終的にお金を払うのは人間だから。見た人が「これ良いな」って思えばパトロンになるけど、その「良いな」を判断するのはロボットじゃない。

相手を納得させるのに本音なんて関係なくて、いかに相手が良いなと思うようなストーリーを作れるかだと思う。書き方次第で相手の受け取り方は千差万別で、その中からお金を払ってくれる人も現れるし、癇癪を起こす人もいる。

それが出来てたら、90万近い生活費も負担された未来もあったんじゃないかな。

じゃあどうすりゃ良かったのっていうと、これは日常生活からでもヒントは得られると思う。「自分の為」を「他人の為」に装えばいい。

4.そもそも社会は他人の為という建前で成り立っている

エベレストでもデザイナーの展示会でもニートの本でも、自分が価値があると思うかじゃなくて、相手に価値があると思ってもらえれば良い。相手に「良いね」を押してもらうには、「あなたの為ですよ!」ってことをしこたま強調すれば良い。

例えば、家電量販店に行ったら、店員さんに「僕のおススメです」ではなく「お客様にはこれがおススメです」と言われた方が買いたくなる。

セールスマンが「私」ではなく「お客様」を主語にしている理由はこれ。僕は牛乳の営業をちょくちょくしてるけど、「私は、この牛乳はカルシウムが云々で健康に良く~」と商品の説明をベラベラ喋るのは駄目と言われている。「〇〇さんには~」と相手を主語にするのが相手に受け入れてもらい易いそうだ。

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 それただの営業トークの話じゃねえか笑!って思われるかもしれないけど、そうです。営業トークなんですよ。さっきスポンサーやパトロンにその物語をいかに納得させるか、共感させるかが鍵って言ったけど、極論すれば全部一緒。

クラウドファンディングも、営業も、家電量販店の販売員も、自分のお金を稼ぐためにやってるけど、お金を払ってくれる人には「あなたの為」を装ってるってこと

得が無いと分かってることをする人はいない。自分の利益になるから動いているだけ、社会はそうやって回ってるんだと思う。「世界の恵まれない子供のため」は「私のため」だし、「〇〇でお困りのあなたをお手伝いします」は「私はそれでお金を頂きます」だよ。

それがダメとか言うつもりは毛頭なくて、むしろ「そういう社会こそ普通だ」と言いたい。他人に無償で奉仕する人間はいない。

社会は「いかに自分の為を他人の為に装うか」で出来てるんだと思う。

 彼女が批判されたのは、肝心の建前が稚拙で、本心が見え見えだったからだろう。

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追伸

件の発信地では、今も「嫌なら支援しなきゃいいじゃん派」と「クラウドファンディングを中止すべき派」の争いが続いてるっぽい。

両者の考えは明確で、前者があのファンドを(パトロンにならない限りは)無害と考えているのに対し、後者は有害と捉えているとうこと。まぁでも、有害だと思うなら通報すれば良いし、その後は通報を受けたCampFire側が何かアクションを起こすのを待った方が得策かなと思う。早めに鎮火するのを願うばかり。

 

追伸その2

周囲の反応を考慮し、クラウドを停止したようですね。火花が飛び散る前に収束出来て良かったと思います。

 

以上。おはごろでした。