「23歳ゆとり、1年半で会社を辞めました」感想 敬老の日に働き方を考える

敬老の日ということで、けいろーさんの著書を読みました。
自分と年齢が近く、また退職から独立までリアルタイムでブログを見てきたということもあって、並々ならぬリアルさを感じた一冊でした。

 どんな本

新卒入社した会社を1年半で辞め、最終的にフリーランスとして独立した著者ですが、この本はそういった生き方を推奨する啓発本という感じでは無いでしょう。

  どちら かと 言え ば、「 こんな 考え方 は どう でしょ う?」 や「 こういう 視点 も あり まっ せ」 あるいは「 無職 として 過ごす 生活 は こんな ん だっ た よー」 といった よう な 切り口 で、「 早期 退職」 に関する 考え方 の 基準 や 私 個人の 体験 を 一例 として 示し た 内容 と なっ て おり ます。

上にもあるように、無職期間のルポ・フリーランスとしての生活・働き方に対する考え方など、リアルな部分が(変な言い方をすれば生々しく)書かれていました。

「働く要素」の視点

仕事を辞めるか辞めないか・・・そういう時に「働き方の3要素を意識する」というのは新しい視点でした。 

「金・人・やりがい」どれが満たされて、どれを妥協するか
全部満たそうとするのは難しい、だから自分が何を選択するか、そういった視点を持つことも大切かと。あえて言えば、そのうち1つでも満たされていれば続けられる人も増えるかもしれません。
僕の先輩や知り合いにも3年未満退職組がいますが、「全部アカン、すぐ辞めた」って人もいれば、「人は良かったんだけどね」と多少後悔していた人もいました。

「ゆとり」「常識」具体性に乏しいマジックワードに騙されない

この本の内容で言えば「社会人は3年耐えろ理論」などがあるけれど、根拠や具体性に乏しいワードを一方的に信頼しないことの大切さが書かれていました。現実世界でこういう言葉を使う人は稀だけど、もしいるなら「どうして?」と聞いてみると良いと思う。その人が自分や身内の経験に即して話してくれるのなら、それは貴重な意見になるし、逆に全く言葉に詰まるようなら、それはまさにマジックワードに騙されている状態でしょう。

 判断 基準 として ひとつ、 先輩 に「 どうして 三年 な ん です か?」 と 助言 を 仰ぐ のは いい かも しれ ませ ん ね。

とある営業員の一日

営業ルポ。まだ社会人になっていない自分にとって、こういう生々しい部分は非常にタメになります。営業というとルートから新規開拓、さらには商品によっても変わる広い世界ですが、その一端を知れるのは有り難いです。
僕は去年まで牛乳販売店で新規開拓営業のバイトをしてましたが、それはもう「数打ちゃ当たる」の世界だったな。懐かしい。

 酷い ところ では、 残業 時間 が とんでも ない こと に なる わ、 残業 代 は 出 ない わ、 ノルマ 未 達成 で 商品 を 買わさ れる わ

 あああああああああああああああああああああああ(椅子から転げ落ちる)

レールを飛び越えた先に見えたもの

幼い頃からの「 夢」 が ある わけ では なし、 人 に 自慢 できる よう な「 特技」 や、 自分 の 内 から あふれ ん ばかりの「 やり たい こと」 も 特段 に なく。 周り から 勧め られる まま に 進学 し、 流さ れる まま に 就職活動 に 参戦 し、 運 良く 内定 を 得る こと が でき た、 冴え ない 若者。

 それなんて僕?と言いたいけれど、特に先の見えない今の時代だと、こういった人は多いんじゃないかなとも思う。高校生に勉強を教えていた時も、「とりあえず(大学)行っといた方が良いかなって」と言う反応は多かった。

1年半勤め、そして退職。ここら辺は実際の退職の手続き、先輩や両親との相談などのシーンがあってこれまたリアルで参考になりました。

そしてブログへ

ご存じ有名ブログ「ぐるりみち」、実は儂このブログを知ってはてなにデビューした口でもあります。

退職後、つらつらとブログを書いていたらライターになっていた。夢がある話だ!と思う以上に、僕が感じたのは

「人生、何が起こるか分からないな」ということでした。それを仕事にしようと始めたわけではなく、何かを書いたのがきっかけで色んな出会いがあり、全く異なる仕事にチャレンジすることになった。

少なくとも、これはレールを飛び越えなかったら見えなかった世界なんだろうなと思うわけです。

どうせ 一度 は「 レール」 を 飛び降り た 身。 それ なら ば、 やれる ところ まで やっ て み ても いい ん じゃ ない だろ う か。 どんなに 失敗 し ても 死ぬ こと は ない だろ う し、 これ は きっと、 若い 今 の うち にしか でき ない こと

「選択肢」を持とう

本書を読み終えて、自分なりに1つの考えを出すとしたら、
「もっと選択肢を広く持とう・再考しよう」ということかしら。

卒業→就職→→→(転職)→→→老後 という一本のレール以外にも様々な分岐点がある。ブログを書く・町おこしする・趣味で何かを作って売る・・・そういう生き方を再考していくことが必要だなと思いました。

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

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ということで、面白かったです。是非一読あれ(宣伝)