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これからの猫背の話をしよう 出会い×原因×治し方

「幼少期からの腐れ縁を一人上げてください」と言われたら、僕は猫背と答える。

PC作業に没頭しすぎたせいか、猫背が目立ってきた。そんなことを思いつつ、図書館でこんな本を借りてみた。とても大切なことが書かれていた。

ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい!  (王様文庫)

ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)

 

 猫背について今思うことを書き殴りつつ、今日で腐れ縁ともおさらばしたい。

概要

  1. 猫背は病気か
  2. 猫背との出会い
  3. 日本人は猫背が多い?
  4. 猫背にならない'マインド'のつくり方
  5. 猫背にならない'姿勢'のつくり方
  6. まとめ
  7. 猫背にならない10の習慣

猫背は病気か

猫背自体は病気ではない。猫背は病気を誘発するものと考えるのが正しいと思う。*1

猫背で真っ先に影響を受けるのが「首」

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 上の絵のように、猫背で体を曲げる姿勢になり、その結果顔が前方に傾いている。何も力を入れなければ、当然顔は下方を向くことになる。額に第三の目でもない限り、下を向きながらPCを眺めるのは無理なので、首を軽く上に上げる動作が入る。このように自然の流れに逆らって首を伸展させる動作が、自律神経に負担をかけてしまうとのこと。

脳と脊髄は脳脊髄液という液体に包まれていて、首を曲げることによりこの液体の流れを悪くしてしまう。これが頭痛や思考の乱れに繫がる原因とされているそうだ。

なんだか耳が痛い。姿勢を良くするには努力と根気がいるというけれど、それは正しいようで正しくなかった。つまりは無理をせず、自然の姿勢をキープすることが肝要なんだと思う。

猫背自体は病気ではない。けれど、病気を招くには十分な要因だ。

猫背との出会い

猫背と最初に出会ったのは6歳くらい、ちょうど小学1年生の時だったか。幼稚園を叔母さんのいる静岡で過ごした自分は、小学校に上がると両親のいる横浜へ移った。慣れない環境と初めて会う人間に萎縮し、しばらくは俯きながら校舎を歩いていたように思う。父親も中々に厳格な人物だったからか、どちらかというと控えめで臆病な性格に育っていた。この時から猫背になるには十分な準備ができていたと思う。

友人には恵まれたが、猫背はしばらく続いた。子供の頃の癖や習慣というのは、一度ついてしまうと中々直すのは難しい。それに、当時の自分には「猫背はいけない」という感覚が良く分からなかったし、指摘されるのも母親からだけだった。真っ当な理由で納得しない限り親に反抗してしまうのが子供の性質なのか、あまり気にもとめなかった。

人と会いたくないという気持ちがますます猫背を加速させる

小学3年生に上がる頃、猫背は急激に悪化した。学校でよくある「いじり」の標的になったからだ。詳細は省くが、頭が悪い・言い返さない・同じ服を着て不潔だからという理由だっただろうか。この頃から人と会うのも億劫になったので、終始人と目を合わせないように下を向いていた。帰っても外で遊ばず、家でテレビゲームに浸かっていた。あの時プレイしたクロノトリガーは面白かったものだ。そんなわけで次第に内向的になっていった。友達は減ったが、猫背とはますます懇意の仲になっていった。

転機 ~運動部に入って~

そんな自分にも転機が訪れた。中学に入り、かつてのクラスメイトと離れた。それだけでなく、新しいことにも挑戦した。運動部だ。文化系にでも入ろうと思っていたが、友人に誘われたバドミントン部の見学に行ったことで気持ちが変わった。すぐさま仮入部を決め、練習に参加した。幸い足の速さと体力だけは自信があったので、特段苦労することは無かった。汗を流し、先輩の応援のために発声をすれば、今までの悩みはなんだったのかというほど吹っ飛んでいた。

健全な肉体には健全な精神が宿るとは、正にその通り。中学に入ってからの自分は、昔の友人に会うと「え?本当に○○?」と言われるようになった。小学校時代からすれば、大分明るくなったのだ。気がつけば、今まで深刻だった猫背が嘘のように治っていた。

今すぐ運動しよう!というわけではない

今にして思えば、運動して汗を流すことと猫背は関係ないと思う。

運動して汗を流す→自信がつく→前向きになる=猫背が治る。要するに、大切なのは「自分のしていることに自信を持つ」ことだと思う。

その証拠と言うのもアレだが、高校時代にもバドミントン部は続けていた。スランプであまり成果が出せなかったり、人間関係でもギクシャクすることも多かったためか、俯く時が多かった。姿勢は良くなかっただろう。自信が身体に現れなかった。

卵が先か鶏が先か、自信が姿勢を、姿勢が自信を作るのかは分からないが、切っても切れない関係なんだろうと思う。

姿勢は人生全般に影響を与える-猫背というと見た目だけの問題に捉えられがちですが、人生のチャンスや仕事運にも関わってくる大事なものです

 とあるのは、まさに身をもって分かった。

日本人は猫背が多い?

私達日本人が猫背になってしまうのは精神的によるものが大きいです。猫背は、「自信のなさ」「うちひしがれた気持ち」「屈服させらている状況」を身体で表現しているのです。

日本人特有の気質である「周りの人に配慮する」「目立ちたくない」「相手を敬う」気持ちが猫背を作っているのです。

個人の性格によるので例外はあれど、確かに目立ちたくない時には自然と低姿勢になる。周囲から一歩踏み出すより、一歩足を下げる方が角が立たない。マインドが姿勢を作っていたのだ。「へへ・・・身体は正直だな・・」とは猫背にも使える台詞だったのか。

猫背にならない'マインド'の作り方

消極的なマインドのまま無理に背筋だけ伸ばしても、本心に合わないので辛くて維持できないのです。

ですから、猫背にならない心を作るには、日本人の素晴らしい美徳であるホスピタリティは持ちつつも、「自分がどうしたいか」をしっかり見つめることが大切なのです。

---友人と食事をする際「どこでも良いよ」と言わない---

あえて皆に任せない。相手が提案してきたら相談する。自分が食べたいと思うものがあれば主張する。

---その日の良かったことを探す---

昨日より5分早く起きた、買った漫画が面白かった等。僕の場合はブログの読者登録数が1人増えたこととか。

---逆に相手を褒める---

脳は主語を認識することができない。「あなたはオシャレ」と褒めた場合、脳は「オシャレ」のみに反応するそうだ。他人を褒めたとしても、脳は自分が褒められたと判断するらしい。自分の為にも、相手を褒めてみるのは良いかもしれない。

猫背にならない'姿勢'の作り方

「姿勢を正す」と聞いて、僕が昔していたポーズがこれだ。

f:id:hagoromox:20150326191113p:plain背筋がピーンと張っている。

今思えば明らかに無理をしている不自然なスタイルで、これでは長く続かない。

立ったまま寝ることができる姿勢こそ自然体

良い姿勢とは、自然体であること・無理をしないこと・体をしっかり支えることだ。その秘訣は足の重心にあった。

f:id:hagoromox:20150326180054p:plain重心を黒丸に置いて立つだけ

足裏の中心よりもかなりかかと寄り、そしてわずかに内側(親指側)寄りに置きます。これが立っているときの正しい姿勢です。

確かに、背筋をピーンと張った時は重心が後ろに、反対に前屈みの時は重心が前に行っている。意識するのとしないのとでは大違いで、実際にやってみると非常に安定して立つことが出来た。これは派遣バイト等で外待機の際に使えそうだ。

座る時は坐骨を意識せよ

坐骨(ざこつ)を椅子に垂直に立てて座ります

坐骨は、前側が細く、背中に近づくにつれ太くなっているため、左右にグラグラせず、しっかりと背骨を支えてくれるのです。

f:id:hagoromox:20150326182136j:plain 赤色のωの部分が坐骨らしい

この坐骨を椅子にまっすぐに立ててみる。初めのうちは慣れないため分かりづらいが、お尻を手で触ってみるとちゃんと見つかった。1分ほど実践してみて吃驚した。プラシーボ効果かと疑うくらい、左右の坐骨がしっかり安定して背骨を支えているのが感じられた。これを書いている今も大分ラクになっている。

姿勢が良くなると、自然と気分も良くなってきた。

まとめ

  • 猫背は病気ではないが、病気の要因になり得るので正しい姿勢を学ぶべき
  • 日本人は、日本人の美徳により猫背に成りやすい。
  • 猫背の原因は、姿勢とマインドの2つがある。
  • 力を入れず、自然体の姿勢がベスト

最後に、本書にある「一生背中が丸まらない10の習慣」を紹介する

  1. 人の悪口を言わない
  2. 人を褒める
  3. 大きな声で挨拶する
  4. ウソをつかない
  5. 自分なりにリラックスできる工夫をする
  6. パソコンや携帯を使うときは、こまめにリラックスする
  7. 青空を見る
  8. 階段を使う
  9. 立ったときに重心をチェック
  10. 半身浴
ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい!  (王様文庫)

ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)

 

 

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*1:

日本自律神経研究会のコラムが大変参考になりました。

猫背と自律神経失調症、姿勢と脳脊髄液:自律神経失調症・うつ病ナビ「ココカラ」