「人に誇れる趣味や特技が無い」「人よりちょっと知ってるものはあるけど、オタクってほどではないかも」
多分こういう人は少なくないと思う。昔の僕はまさにそういうタイプだった。
こういう人とうまく付き合っていくにはどうしたらいいだろう?という解決作です。
足りない自分にモヤモヤしている
普通の人より多少できる(知ってる)分野はあるけど、それをアピールするほどでもない。
あそこまでアニメに熱中できる人が羨ましい。
フレーム単位でゲームを語れる人が羨ましい。
「あー何か本気で好きで人に誇れる趣味ないかな~~~~~」っていう迷える子羊。
いわゆる自分のことを「無趣味」と思って悩んでいる人達がそうだろう。
昔の僕がこれでした。
無趣味なんていない
本題からそれるが、僕は「無趣味」なんてものは存在しないと思ってる。
ただ本人が趣味にグレードを作り、それに達していない自分をランクから除外しているだけなのだ。
「アニメ好きだけどコミケに行くほどじゃないからな~」とか「ジョジョ好きだけど4部はまだ読んでないなー」とか
「趣味人とはかくあるべき」理想像を自分で設定して、それに達していないことにモヤモヤしているだけなのだ。
塾講師をしていた頃、引っ込み思案な生徒と仲良くなるために趣味を聞いて見た。
「なんか好きな趣味とかある?」 「う~ん・・・・・・・・」
と言って黙り込んでしまった。
もちろん、(あんたに言うほど親しい関係じゃないよ!)
っていう意味も無きにしもあらずだけど、その子は中々に悩んでいた。
ようやく「あ、テニス・・・とか」と言ってくれた。
彼は中学からテニス部を始めて当時2年生だった。実力や経験年数から考えて、趣味と言えるほどでは無いと思ったんだろう。だから、言葉を選ぶのに時間がかかった。
自分から趣味にグレードをつけないこと
これまた本題からそれるが、自分が無趣味だと悩んでいる人達にアドバイスしたい。
自分の「好き」という想いに他人を持ち込まないこと。勝手にランク付けしないこと。 好きなものがない人なんていない。ということを。
僕はそのテニス部の子に色々聞いてみることにした。
「ダブルス、シングルス?」「どんな練習するの?」「スマッシュ打てる?」
普通に興味があったので、質問はスラスラ浮かんできた。本人的には言い辛い趣味でも、1年やっていれば色々なことを知っているんだなと思って楽しくなった。
で、本題はここから、いわゆる自称無趣味な人にはこういうアプローチをしてみると良いと思う。それはこれ。
頼る
「その分野に詳しくなくて困っているの、だから教えて!」という風にアプローチしてみてはどうだろう。
テニス部の子にはこう言ってみた。
「実は来週の日曜、友達とテニスすることになってさ。ラケットってどうやって握るのかな?」 という風に、その子を頼ってみた。
その子は丁寧に、先輩から教わったグリップの握り方を指導してくれた。かと思えばそれだけではなく、ボールを追うときの足の動きやスイングの仕方も教えてくれた。
教えている時の彼はイキイキしていた。この後室長から「授業しろ」と怒られたけど
なんでこんなアプローチをしたかと言うと、実は自分にも経験があったからです。
小学生の頃、自分は「漢字」が大の得意でした。漢字テストだけは常に満点、将来の夢に「漢字ハカセになる!」とか書くほどでした笑
ある日、クラスの成績トップクラスの子が僕のところに来てこういうわけです。
「ねーねー。あじさいって漢字でどう書くんだっけ?」
もうね、凄く嬉しかったです。自分が好きだったり、得意な分野で何かに頼られるっていうのが。僕は喜んで教えました。まぁ紫陽花分かんなかったんですけど。
人間である以上「認められたい」って気持ちがあるのは当然のこと。
それが自分の好きなことなら、物凄く嬉しいことだと思う。
だから、こちらから「頼って」「認める」 こういうアプローチをしてみると良いんじゃないかと思います。
最近あったこのエントリーもそう。相手を頼ったことで相手に自己肯定感を与えられた。記事主がワガママ(というより、相手の認められたいという気持ちを満たした)になったことで、お互いに信頼関係ができた。ということじゃないかな。
まとめ
なんだか長くなったけど、まとめると
- 昔の僕のように、自分が無趣味だと悩んでいる人達がいる
- 無趣味なんていない。自分でグレードをつけているだけ
- そういう人には、趣味のことで「頼って」みると良い
終わり。